山本先生は、ペーボ博士の受賞決定に「びっくりしました。本当にうれしいです」と述べ、「(博士は)科学的な好奇心に対して正面から向き合い、さまざまな質問にも丁寧に答える、非常に気さくな人です。仙台は魚がおいしいので、お魚のお店に行ったが、箸を上手に使われて、一つ一つの料理を非常に楽しんでいられた。お酒も日本酒を飲んでました」と、テレビの取材に応じられていました。
ペーボ博士は絶滅した人類の遺伝情報を解析、現代の人類と比較する研究をおこなっています。一方でToMMoでは、宮城県と岩手県の健康な人およそ15万人から血液などの提供を受け、健康調査や遺伝情報の解析を進めています。この夏には、「日本人5万人分の全ゲノム情報の解析を完了~3.8万人分の全ゲノムリファレンスパネルを公開~」というプレスリリースもありました。ペーボ博士からは、このたび共同研究の申し出があり、手続きを進めているそうです。
10月18日開催のSAカレッジ月例会 質疑セッションでは、山本先生からの最新情報のお話しと、直接質問ができます。