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SAカレッジ22年度 コースⅡ第4回月例会は、中瀬泰然 准教授です!

2022年07月14日

認知症やパーキンソン病などから脳卒中に至るまで脳神経疾患のエキスパート

 

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SAカレッジ22年度 コースⅡ第4回月例会は、中瀬泰然 准教授「認知症の詳しい病態とその予防策」です

 

神経内科、認知症、脳卒中、神経病理がご専門の中瀬先生は、2022年4月より東北大学病院 加齢・老年病科の診療科長に就任されました。こちらでは、近年注目されている高齢者の総合機能評価をおこなっております。これはフレイルなどにも共通する認知機能精神心理状態社会的活動を総合的に評価して病気の治療のみならず個人のQOL維持をサポートすることに重点が置かれています。元々「もの忘れ外来」と「老年外来」とで、高齢者を全人的に評価・サポートされていましたが、2022年4月からこれら2つの外来を統合し「老年・もの忘れ外来」として、これまで以上に高齢者医療に貢献するという姿勢を明確にされています。現在認知症高齢者は約500万人と見込まれており、2025年には700万人になると予想されています。その様な状況の中で、多角的に評価しなければならない高齢者の総合的アセスメントをサポートする取り組みは、注目です。

東北大学病院 加齢・老年病科 科長あいさつ

 

本月例会講義セッションでは、社会医療的な問題となっている認知症について、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症など代表的な認知症の病理学的背景の知見を深め、若年性アルツハイマー病症例の経過・検査所見より若年性アルツハイマー病の原因を解説。さらに、最近注目されているアルツハイマー病の発症要因や悪化要因を提示し、これからの対策について考察しました。便秘と認知症の関係など、非常に興味深い話がたくさんありました。多数の臨床研究を通じて、新たな治療方法の開発や病態の解明に挑んでいる中瀬先生ならではのお話を、たくさん聴くことができる貴重な機会となりました。

質疑セッションでは、参加者の皆様からの質問にどんな回答が出てくるか。楽しみです!

 

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