楠山譲二助教・永富 良一 教授らのグループによる研究成果が、2022年4月11日 にプレスリリースされました。本研究成果は『Diabetes』に3月15日掲載されました。(以下抜粋)
妊娠中の運動が子の肥満を防ぐ仕組みを解明 胎盤由来SOD3タンパク質が胎子肝臓に誘導する「一挙両得」な効果
【発表のポイント】
•母親の肥満による子の肥満リスクを妊娠中の運動が低減するメカニズムを解明
•胎盤から産生されるタンパク質SOD3は一般的な薬では代替しなかった
• 妊娠期の運動は次世代の健康を守る実践的な予防方策である可能性がある
【研究概要】
母親の肥満は子の将来の糖尿病リスクを増加させることが知られています。この世代間連鎖は、子に生まれつきの健康格差を強いる重大な原因となるため、母親から子への肥満の悪循環を防ぐ効果的な手段の確立が望まれています。
東北大学学際科学フロンティア研究所の楠山譲二助教、理化学研究所生命医科学研究センターの小塚智沙代基礎科学特別研究員、金沢医科大学の八田稔久教授、東北大学大学院医工学研究科の永富良一教授らのグループは、マウスを使った実験の結果、妊娠期の運動が親から子への肥満の伝播を防ぐメカニズムを解明しました。
本研究は、胎盤から産生されるスーパーオキサイドジスムターゼ3(SOD3)のユニークな機能を明らかにした重要な報告です。本研究成果は、2022年3月15日(日本時間3 月 16 日)付でDiabetes 誌(電子版)に掲載されました。(後略、抜粋以上)
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