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SAカレッジコースⅠ第10回月例会にご登壇の永富良一 教授によるプレスリリースが発表されています。

2022年10月05日

メントールの冷感が運動持続時間を延長! 運動に伴う息苦しさを和らげ有酸素運動を心地よく継続

 

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【発表のポイント】

  • 冷たい飲料やL-メントール注1の摂取は、冷感を感じることで暑熱環境下の持久運動能力を伸ばすと報告されている。

  • 本研究では、高強度ランニング中のL-メントール溶液の摂取が、運動中の息苦しさを緩和させ、ランニング時間を伸ばすことを、初めて実験的に検証した。

  • L-メントールの冷感による運動時間の延長効果は、すでに運動に取り組んでいる人の運動能力向上だけでなく、運動習慣のない方の運動取り組みへの第一歩や運動継続に役立つと期待される。

 

【概要】

L-メントールには冷感作用があり、暑熱対策に使用されています。また喉の痛みや鼻詰まりの緩和などにも使われていますが、持久運動中の息苦しさと持久運動能力に及ぼす影響についての研究はこれまでありませんでした。東北大学大学院医工学研究科の永富教授らの研究チームは、高強度ランニング運動におけるL-メントールの飲用が運動中の息苦しさを緩和し、持久運動能力を伸ばすことを初めて実験的に明らかにしました。

本研究成果は、2022年8月31日世界最大級のスポーツ科学学術団体であるヨーロッパスポーツ科学学会の公式学術誌European Journal of Sport Scienceに掲載されました。

 

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