シルバー産業新聞連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第177回
1月10日発行のシルバー産業新聞に、村田特任教授連載の第166回「半歩先の団塊・シニアビジネス」が掲載されています。(以下抜粋)
一般に高齢になるにつれ新しいことに取り組むのがおっくうになる。原因は、私たちの認知機能の一つ「作動記憶量」が加齢と共に減っていくことにある。
すると、新しいことの理解に必要な時間と労力が増えていくため、高齢になると新しいことの学習がおっくうになるのだ。高齢者にとって通販ではまだ紙のカタログが好まれ、会員向けの通知も紙ベースの希望が多い。新型コロナウイルスのワクチン接種予約もネットより電話が圧倒的に多かった。
「新しいこと=ICTやデジタル機器」の習得がおっくうなため「昔からなじんだもの=電話など」を好むのだ。
一方で、高齢期でも新たなことに取り組み、活動的に過ごす人も目につくようになっている。
81歳でiPhoneアプリ「hinadan」を開発し、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)から「世界最高齢のアプリ開発者」と紹介された若宮正子さんは86歳。日本最高齢のフィットネスインストラクターとして活躍中の瀧島未香さんは90歳だ。
この二人には共通点がある。一つは、新しいことに取り組み始めたのが60代だという点。若宮さんがパソコンを始めたのは定年退職後だ。人とおしゃべりをするのが好きな彼女は当時流行り始めていたパソコン通信を始めるためにパソコンを習ったという。(後略)
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シルバー産業新聞連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第177回